冷静になれない

2011.03.26 Saturday 13:32
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     3月11日(金)に発生した三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震により、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。
    被災された皆様、そのご家族の方々に対しまして、心よりお見舞い申し上げます。
    一日も早い復旧復興をお祈り申し上げます。

    今、騒がれている原子力発電所事故に伴う放射能、マスコミからの情報が統一化されずに数値だけが踊っている状態です。
    見えない放射能ですから理解困難なため心配されている方が多いと思います。
    今、起こっていることを同じ単位にして数値化してみましょう。
    国はもちろんのこと東京電力やマスコミはあてになりません。
    そして、これを参考に冷静な判断してみましょう。


    単位について
    シーベルト(Sv)とは、放射線が人体に与える影響を示す単位です。
    ベクレム(Bq)とは、物質が1秒間に放射線を発する放射能を表す単位です。

    それでは説明していきましょう。
    全部の単位を怖さをあおらないよう、mSv/day(ミリシーベルト/日)に合わせますので参考にしてみてください。



    胃のエックス線集団検診は0.6mSvです。
    頭部CTは60〜70mSvです。
    腹部CTは30〜50mSvです。
    上記はあくまでも1回あたりの値です。



    全身に一度に大量に浴びた場合、250mSv以下では症状は出ないとされます。
    500mSvで血中のリンパ球が減少します。
    1000mSvで吐き気や全身の倦怠感を起こします。
    3000mSvで脱毛します。
    7000mSv以上で死亡します。
    ちなみにビキニ水爆実験で被曝した第5福竜丸の乗組員のうち、死亡した方は4000mSvの被曝線量であったと推定されています。
    また茨城県東海村の核燃料加工会社JCO東海事業所の臨界事故で、死亡した方は180000mSvの被曝線量であったとされています。



    人は自然界から1年間に約2.4mSvですから、1日に換算すると0.0066mSvになります。
    報道から流れてくる放射能は1時間あたりになりますから0.000275mSvとなります。



    日本各地の標準的な放射線量とはどれくらいなのでしょう。
    岐阜県が1年間1.19mSvと高く、神奈川県が1年間0.81mSvが一番低いのがわかります。
    これを見るだけでも自然から受ける放射線量は地域によってばらつきがあります。

    それでは関東では、どれくらいの放射能が降り注いでいるのでしょうか?
    3/25現在で調べてみました。
    茨城 1時間あたり0.000292mSv 1日に換算すると0.007008mSv
    栃木 1時間あたり0.000128mSv 1日に換算すると0.003072mSv
    群馬 1時間あたり0.000087mSv 1日に換算すると0.002088mSv
    埼玉 1時間あたり0.000114mSv 1日に換算すると0.002736mSv
    千葉 1時間あたり0.000094mSv 1日に換算すると0.002256mSv
    東京 1時間あたり0.000134mSv 1日に換算すると0.003216mSv
    神奈川 1時間あたり0.000091mSv 1日に換算すると0.002184mSv
    この中では茨城が少し超えていますが日々、測定結果は変化していきますので、原発が解決すれば問題はないでしょう。
    ただし、これ以上、悪化したらダメですが・・・

    これからは水道水に含まれる放射能を書いてみましょう。
    3/24現在でヨウ素131のみ調べました。
    茨城 ヨウ素131が1秒間に2.2Bq これを変換して1時間あたり0.000174mSv 1日に換算すると0.004176mSv
    栃木 ヨウ素131が1秒間に110Bq これを変換して1時間あたり0.008712mSv 1日に換算すると0.209088mSv
    群馬 ヨウ素131が1秒間に8.0Bq これを変換して1時間あたり0.000634mSv 1日に換算すると0.015216mSv
    埼玉 ヨウ素131が1秒間に18Bq これを変換して1時間あたり0.001426mSv 1日に換算すると0.034224mSv
    千葉 ヨウ素131が1秒間に13Bq これを変換して1時間あたり0.00103mSv 1日に換算すると0.024720mSv
    東京 ヨウ素131が1秒間に26Bq これを変換して1時間あたり0.002059mSv 1日に換算すると0.049416mSv
    神奈川 ヨウ素131が1秒間に1.0Bq これを変換して1時間あたり0.000079mSv 1日に換算すると0.001896mSv
    この数値はあくまでも水道水を1リットルも、そのまま飲んだ場合に被ばくする量です。
    ただし、尿や糞や汗などしない場合ですので、排せつしてしまうと少しづつ減っていきます。

    これを踏まえて妊娠されている方に対しての情報を少し触れておきましょう。
    胎児が放射線に被曝した場合、奇形が発生する可能性が高くなるのは、被曝の時期が受精後2〜8週(最終月経から数えると4〜10週)の間であり、かつ被曝線量が100mSv以上である場合です。
    また精神発達遅滞が知られていますが、これも影響が発生するのは100mSv以上です。
    しかも、感受性の高い時期は受精後8〜25週であり、この時期は母親自身も妊娠に気づいており、意識的に避けることができます。

    次に放射線被曝による白血病についてお話しします。
    広島、長崎の原爆被爆者に白血病が多発したことは広く知られており、放射線というと白血病を連想して怖がる人が多いです。
    しかし、広島、長崎での原爆被爆者を対象にした調査でも、200mSv以下の被曝集団には、白血病の発生率の増加は認められていません。
    白血病は癌のうちではまれなものですが、ほかの癌についても、200mSv以下の被曝線量であれば、自然の発生率よりも上回らないことがわかっています。

    次に遺伝的影響です。
    さまざまな疫学調査が行なわれていますが、放射線被曝によって遺伝的影響が発生することは確認されていません。
    遺伝病は放射線被曝がなくとも自然に発生しているものですが、放射線被曝により自然に発生している遺伝病の発生率が2倍になる線量は1000mSvです。
    遺伝的影響や癌については放射線による遺伝子の損傷が関係していると考えられます。

    参考になりましたか?
    これを踏まえて冷静に行動をしましょう。
    category:危険 | by:博士 | - | - | -

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