確定申告の時期が来た

2016.02.21 Sunday 08:57
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    「私は年金受給者だから、確定申告は関係ない」
    「私は会社勤めのサラリーマンだから、確定申告は関係ない」
    「税務署なんて行ったこともない」

    という、そこのあなた!

    もしかしたら、あなたは税金を払いすぎているかもしれません。
    各種保険のほか、なんと雪下ろしの費用やシロアリ駆除費用なども申告すれば、税金が戻ってくる可能性があることを、ご存じだろうか?



    ○私は年金受給者だから、本当に確定申告は関係ないのか?

    年金受給者のうち「公的年金等の収入金額の合計額が400万円以下」で、かつ「公的年金等に係る雑所得以外の他の所得金額が20万円以下」の方については、確定申告をする必要はありません。
    と、聞いた事ないだろうか?

    日本年金機構は年金受給者から、「公的年金等の受給者の扶養親族等申告書」の提出を受け、配偶者控除を受けられる配偶者がいるか否かは把握しています。
    しかし、生命保険に加入しているか?否かまでは把握しておりません。
    ここが落とし穴なのです。

    そのため確定申告不要制度を利用して、確定申告をしなかった場合、配偶者控除は受けられますが、生命保険料控除は受けられないのです。
    その他に、確定申告をしないと受けられない所得控除としては、災害や盗難により住宅や家財などに損害を受けた場合の「雑損控除」、一定額以上の医療費を支払った場合の「医療費控除」があります。

    また税額控除の一種である「住宅借入金等特別控除」、いわゆる住宅ローン控除も、確定申告をしないと受けられません。

    ところで夫が定年退職した時に、妻が60歳未満だった場合、妻は国民年金の第3号被保険者から第1号被保険者に変わりますので、国民年金の保険料を納付する義務が発生します。
    こういったケースで夫が妻の保険料を代わりに納付した場合、夫が「社会保険料控除」を受けられますが、これも確定申告をしないと受けられない所得控除になります。

    ○サラリーマンの方は、本当に確定申告は関係ないのか?

    サラリーマンの中には「自分は確定申告なんか関係ない」と思っている人も多いようです。
    今はやりの「ふるさと納税」も、実際にやっているサラリーマンは一部です。
    大部分の方は、ふるさと納税どころか、確定申告さえしたことがないはずです。

    サラリーマンの方は、本当に確定申告は関係ないのか?
    決してそうではありません。
    サラリーマンも、よくよくチェックしてみれば、確定申告をすれば税金が戻ってくるケースは多々あるのです。
    もっと簡単にいうと、サラリーマンの方が税金の払い過ぎになっているという状況はけっこうあるのです。

    しかも、それは自分で節税をしようと思ってやっているケースばかりではありません。
    普通に生活しているなかで、本当は税金の控除が受けられるのに、受けないままになっているケースがかなりあるのです。

    ▲サラリーマンの税金は会社が全部やってくれている

    実は、会社がやってくれる税金の手続きというのは、最低限度のことだけなのです。
    あなたの経済生活をすべて確認した上で、税金を徴収しているわけではないのです。

    ▲確定申告って面倒じゃないの?

    サラリーマンの確定申告は非常に簡単です。
    必要書類を1〜2枚、税務署に持っていけば、あとは税務署員が手取り足取り手伝ってくれます。

    しかも、サラリーマンの確定申告は、2月16日から3月15日までのいわゆる「確定申告時期」にする必要はありません。
    この時期は税務署が込みますから、それ以外の自分が余裕のある時期にいけばいいのです。
    ○地震保険の控除忘れが非常に多い

    地震保険というのは、地震、噴火、津波を原因とする火災、損壊のための損害保険に加入している場合に受けられる控除です。
    昨今は、この地震保険に加入している人はかなり多いはずです。
    この地震保険に税金の控除制度があることは、あまり知られていません。

    地震保険の所得控除の限度額は、所得税が5万円、住民税が2万5000円です。
    所得控除の限度額といっても、ピンときませんよね。

    平均的サラリーマンの場合、所得税が5000円から1万円、住民税が2500円くらい戻ってくるのです。

    なんだ少ないじゃん!と思いませんでしたか?
    紙切れを2〜3枚出すだけで、数千円から1万円以上のお金がもらえると思うと・・・
    1、2回遊びに行ったり、飲みに行ったりできる金額じゃないですか?

    地震保険には、所得控除の対象となるものと対象とならないものがあります。
    それは保険会社に問い合わせてみてください。
    保険会社からの通知にも記載されているはずですが、よくわからなければ聞いてみることです。

    そして、所得控除の対象となる、と言われれば、保険会社から所得控除の証明書を取り寄せてください。
    この証明書は、通常は年末に保険会社から送られてきます。
    もしなくしてしまっていたら、保険会社に再発行してもらってください。

    この「所得控除の証明書」と「源泉徴収票」を税務署に持っていって、「地震保険の所得控除を受けたい」と言ってください。
    それだけで、後はすべて税務署員が手続きをやってくれます。
    あと、「印鑑」と「身分証明書」と「自分の口座がわかるもの(カードなど)」はもっていった方がいいでしょう。

    ※印鑑がなくても申告書はつくれますが、親指で判を押したりしなくてはならないのです。
    ※還付金は口座に振り込まれますから、自分の口座情報がわかるものを持っていっておかないとならないのです。

    ○生命保険関係も要注意

    生命保険にはいくつか種類があり、もし複数の保険に入っている場合は、所得控除をダブル、トリプルで受けられるケースがあることです。
    それを知らずに、所得控除をシングルでしか受けていない人がけっこう多いのです。

    もったいない話です。

    生命保険の所得控除の対象になる保険というのは、通常の生命保険のほかに、個人年金保険、民間介護保険です。
    そして、それぞれ別個に所得控除を受けることができます。
    よって、普通の生命保険と、個人年金保険、民間介護保険に入っている人は、所得控除が三つ分受けられるのです。

    平均的サラリーマンの場合、三つの保険に加入していれば、所得税が1万円から2万円、住民税が5000円から7000円戻ってきます。
    けっこうな金額です。

    個人年金保険というのは、毎月の掛け金を将来、年金として受け取れるという保険です。
    民間介護保険というのは、要介護などになったときに下りる保険のことです。

    保険のセールスの人に勧められて、複数の保険に入っているという人もけっこう多いはずです。
    そういう人は、ダブル、トリプルで所得控除が受けられないか、ぜひ保険会社に確認してください。

    「今の保険は、どの所得控除に該当しますか?」 と聞いてください。

    保険会社の方は、「普通の生命保険です」「個人年金保険です」「民間介護保険です」というふうに回答するはずです。

    ※稀まれに、複数の保険に入っていても、すべて「普通の生命保険」に入っている人もいます。
     そういう場合は、シングル(一つ)の所得控除しか受けられません。

    そして、自分がダブル、トリプルで所得控除が受けられるとわかった場合は、地震保険のときと同様に、保険会社から所得控除の証明を取り寄せてください。
    これと源泉徴収票を税務署に持っていけば、後は税務署員がやってくれます。
    あと、「印鑑」と「身分証明書」と「自分の口座がわかるもの(カードなど)」はもっていった方がいいでしょう。

    ※印鑑がなくても申告書はつくれますが、親指で判を押したりしなくてはならないのです。
    ※還付金は口座に振り込まれますから、自分の口座情報がわかるものを持っていっておかないとならないのです。

    ○災害、盗難、シロアリも、雪下ろしだって控除対象。



    税金には、雑損控除という制度があります。
    これは、自然災害にあったり、盗難などにあったりしたときに受けられる所得控除のことです。

    これを簡単に言えば、自然災害や盗難などで、所得の10分の1以上か、5万円以上のの被害があれば、それを超えた分を所得から控除できるのです。

    この雑損控除の範囲は意外と広いのです。
    だから、普通の人でも該当しているケースがけっこうあるのです。

    例えば、大雨や台風などで、家の一部などが壊れて、それを修繕したような場合です。
    日本は災害大国なので、そういうのって結構ありますよね?

    あと、盗難にあった場合。
    これは家に泥棒が入ったときだけじゃなく、スリや置き引きなどで、被害を受けた人も対象になります。
    結構起こりうるケースでしょう?

    こういう人たちのほとんどは、雑損控除を受けていないのです。

    また雑損控除には、他にも裏ワザ的なものがあるのです。

    それは「雪下ろしの費用」「シロアリ駆除」「スズメバチ駆除」も対象となるということです。
    「雪下ろし費用」は、「自然災害の費用」とみなされるのです。
    そして、シロアリ、スズメバチなどの害虫も、自然災害とみなされるのです。
    クマが出る地域で、クマ対策にお金がかかれば、それも当然、対象となります。

    この雑損控除を受ける場合は、盗難などの場合は、警察からもらう「被害証明書」、自然災害の場合は、修繕費などの領収書が必要となります。
    都道府県によっては、警察の被害証明書を出してくれないところもありますが、その際には、受理番号などを教えてくれますので、それを控えておいてください。

    税務署は、怖いところではありません。
    書類と、自分の源泉徴収票をもって、みんなで税務署に行きましょう。
    税務署員は何しろ税金のプロであり、自らその知識を実践に活いかす蓄財のプロでさえあるのですから、確定申告で困ったことがあったら、税務署員が親切に教えてくれるはず、解らなければ税務署員を変えてとことん聞いてください。
    中には、親切な税務署員もいるはずです。

    税務署に行って、少しでも、生活を楽にしてみてはいかがですか?
    category:知恵袋 | by:博士comments(0) | - | -
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